中の人

警備員小話 その1

どうも。中の人です。
今回は【敬礼】について
ちょっとしたお話をしようと思います
このイラストの敬礼は挙手注目の敬礼といいます

警察・消防・自衛隊・警備員etc……敬礼した姿、とても素敵ですよね
その種類・型式は多岐に渡り、挙手をするorしない、英国式やロシア式あるいは
海なのか陸なのか……
敬礼には各国・各機関の伝統や文化、美意識も色濃く表現されているようです

そしてその歴史は古く16世紀……戦乱渦巻く西ヨーロッパ            
当時の兵士(騎士)は馬の蹴り上げる土などから目を保護するために
フェイスアーマーといわれる防護面を付けていました
でも、防御力に機能を全振りしてしまった結果、装着した人物の顔は全く見えない構造となりました

『あれ?なんか怪しまれてね?』

しかしマイナカードはおろか、身分証も無い時代……
本人確認といえば『旗(家紋)』『家系』そして『顔』の時代
自身の顔を主君に見せられないというのは結構な一大事だった訳で…
それならばと 主君(上位者)の前ではこのフェイスアーマーを『下から上に持ち上げ』
相手に『自分の顔を見せる』ことが習慣となりました
この動作が、皆さんがよく見る【敬礼】の起源となったと言われています
日本においては明治維新以降、旧海軍が『国際礼式』として採用した『英国式敬礼』が普及し
現在のものになったと言われています
これは一つの説ですが、掘り下げてみると面白いですね

因みに私はアゴを突き出し、上位者にアゴを向け続けるロシア式
号令で靴の『カカト』を鳴らすプロイセン式が好きです

誰もが憧れる警備員になりたい 
以上 中の人でした

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